パキヤ村へ

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  最後の一撃・・・!  「撃ち方止めっ! ・・・止め刺してやるっ!」 天叢雲剣が放電を強めた! その出力は回を重ねるごとに増大してゆく・・・!  「叫べ、いかづちっ!!」 激しい轟音とともに、無数の紫電が翼手竜の体を蹂躙する! いつぞやのオオトカゲより体積も少ない為か、今度は一撃だ・・・! いや、黒コゲ・・・といった方がわかり易いかもしれない・・・。  「・・・ふぅ、何とか片付いたな・・・、  怪我人は・・・?」 すぐに隊員たちの安否を確認するも、ほとんど被害は無いようだ。  「よっしゃ、これ、どうする?  食えるんだったら、次の村への土産にならない?」 これより先、最初に訪れる村は、かつてのポセイドンのテメノスだと言う。 ならば、比較的スサにも好意的でないのか? それはタケルのみならず、サルペドンやマリアも多少の期待があった。 しかも現在の領主は、 かつてポセイドンとともに行動したヘファイストスの後継者だというなら、尚のこと・・・。 そこで、彼らは地形の安全な部分を確認し、 適当かと思われる場所に野営の準備をした。  
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