26人が本棚に入れています
本棚に追加
遠くで雀の声が聞こえてくる。
雀の声は、癒されるなー なんだか良い朝だなあ。部屋に日差しが入ってきている。気持ちよい。
夢の中で、母の声がした。
「夢美ー夢美ー」
あーもうせっかく気持ちのよい夢なのに……。
と、その時、部屋のドアがバタン!と勢いよく開いた。
目を開くと、うにゃ。うにゃ。母が仁王立ちしている。なんだ!この夢は……。
「何時だと思っているの! 早く起きなさーい!」
ふぇ、ふえ。え~ これは夢じゃないよ~現実だよ~ 寝ぼけていた。
「早く起きなさいよ。 今日早番て言ってたでしよ。間に合わなくなるわよ」
母は、部屋のドアを閉めて出ていった。目覚まし時計を確認すると、八時だった。何で目覚まし時計止まっているのよ?
あ~急がないと間に合わない~遅刻だよ。
最初のコメントを投稿しよう!