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負傷したリーベはそれから三日三晩眠り続けた。
四日目の夕方、不意に現れたデネヴァが目蓋を閉じたままのリーベをのぞきこみ、
『なんだい、まだ快復しないのかい。つくづく面倒にできてるねぇ、人の子は!』
などと言い、寝台の上でくるりと旋回。
『ついでだよ』
と言い残して消えた。
リーベの意識が戻ったのはそれから少ししてからのこと。
蛇に負わされた怪我はほとんど治っていた。
「ついでで治しちゃうんだから、やっぱり精霊の力ってすごいもんなんだな」
沸かした湯でリーベの身体を拭き終わり、塞がった傷口をつくづくと眺めやる。
先ほど熱いスープを口にして、リーベの顔色もすっかり元に戻っていた。
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