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「そんで懐潤うのはカイザー、私達にはすずめの涙程度のお小遣い、って訳ね」
エイッ!
蹄でほじった土を、後ろ足で先生にペシ!
「いて!まさかそんなに、怒るとは思わなくてさ」
「乙女がむやみに肌晒してたまるか!」
「……いつも裸じゃね?」
土!
ペシッ!
もっかいペシペシッ!
「って~!」
「やあサラメンコ~!何やってんの?」
「あ。ももさん♪あのね。調教してんの」
「?逆じゃないの?サラがされる方では?」
ももたろうさん、目が点。
そう。
現在かいさる調教師は、今だかつてウケたことが無いであろう、辱しめを受けているの。
誰に?
決まってるじゃん!私に!
女子プロレスラー御用達の白ワンピ水着(サンプル品)を着せられ、メジャーでカメノコウ縛りにされて、牧場に立ててある杭に括りつけられているのです。
実行部隊はミズキンダだけどね。
うまいわあ、どうやって縛るの?これ。
で、私は朝から牧場をギャロップしながら、たまあに先生のとこに来て尋問&調教をしてるってわけ。
昨日事実が発覚してから、事務所でバナナ食ってた先生をメジャーでぐるぐる巻きにして厩舎に吊るし、ヤツの机の中やロッカーを漁ってあれこれ証拠品を押収。
水着もそんときに、ね。
もー、後は私の蹄印とミズキンダの爪痕印つけるだけってとこまで書類出来てたわよ。
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