とめどなく……

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「待って。帰ってすぐなんてっ」 「我慢しろって?」  凜乃はふるふると首を振った。  我慢出来ないのは同じだが、いきなりだと心の準備が出来ないのだ。  宗次郎が覆いかぶさると、履いていたスカートや下着も全て剥ぎ取られてしまう。  露わになる秘丘に、宗次郎の長い指がつーっと伝うと凜乃は甘い痺れに身をくねらせる。  そのまま亀裂を指が往復すると、そのまま蜜壺につぷっと入ってしまう。  くちゅっという音とともに指が挿入されると、凜乃は頬を赤らめて宗次郎の目を見つめた。 「今日はすぐにして?」 「……っ!」  宗次郎の顔がまた真っ赤にそまり、抜き差しをしていた指はゆっくりと引き抜かれる。  自分でも、かなり恥ずかしいお願いだと分かっている。  でも、たまらなく宗次郎に抱きしめて欲しいのだ。  宗次郎の首に腕を回すと、宗次郎も猛る男根をあてがい挿入する。 「んっ……はぁ……」 「このまましていいのか?」 「うん」 「俺より躊躇いなく返事をするな……。困るだろう」  ゆっくりと抜き差しが始まると凜乃は腰を揺らめかせた。  宗次郎に抱かれて熱を直に感じることの幸せを感じ、もはやパッケージを装着するという行為に戻ることが出来そうにない。  もとより、宗次郎との子供も欲しい。  凜乃の身を捩らせながら、宗次郎が最奥を突くのを感じると一気に昇り詰めてしまう。  荒い息を吐きながら、宗次郎をうっとりと見つめる。  するとすぐにキスが落とされて、宗次郎の熱も膨張する。  長いストロークは次第に短い動きになり、激しくなっていく。
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