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たぶん。
夢が叶う、その一歩手前に置く石は。
すべての石とおなじ、白くて小さい、勇気の欠けらだ。
どの石がそうなのかは、夢の上に立ってみないとわからない。
その瞬間を夢みて、きっと知らぬ間に何度も夢の上に立ちながら、私はひとつひとつ石を置く。
そして、一歩。
一歩をゆく。
見えない道を、見えない先を、前方にずらりと連なった勇気の証を見つめながら、一歩一歩、踏みしめてゆく。
ー 夢に向かって。
ー FIN ー
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