第2章 夢の入り口

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  無事帰宅した只野と子供たち。 直ぐにテレビにかじり付く次男と部屋に向かう長男。 2人のランドセルはリビングに放置だ。 只野は帰宅後直ぐに寝間着に着替え、布団に潜る。 30分もしないうちに夕食の時間だ。 只野は怯えながらも布団から出て、子供たちと食卓を囲む。 夜の薬と頓服薬を飲み、少しだけ落ち着きを取り戻した。 伏せっている妻の代わり子供たちの世話をする。 気づけば子供たちを寝かす時間だ。 パジャマに着替えさせ、寝室に追いやる。 次男は伏せっている妻にちょっかいを出し怒られる。 こうして只野も布団に潜ることが出来た。 「コショコショコショ。」 再び耳障りな声が聞こえる。 只野は両手で耳を塞ぎ、内緒話を聞かないようにするのだった。
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