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「フハハハハハ、その程度か役立たずが。
今の一撃でお前の守ろうとしていた村が1つ失われたぞ。」
只野の遙か背後で大きな火柱が上がった。
「くっ、卑劣な!」
只野は言葉を吐き捨てる。
「このぉぉぉ!」
只野の持つ勇者の剣は、目の前の元上司魔王の胸を切り裂いた。
しかし、手応えはない。
「何?」
只野は振り返る。
しかし一歩早く元上司魔王の爪が只野の背中をえぐった。
「かはっ。」
只野はたまらず片膝をつく。
剣を突き刺し、何とか意識を保っている。
「このぉぉ!」
只野は力を振り絞り立ち上がる。
「でぁぁぁ……!」
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