2550人が本棚に入れています
本棚に追加
/124ページ
「っ!?な……なっ……!?」
がっと足を開かれ、さっきと同じように間に入られる。そして、下着まで脱がされると、すでに濡れた陰茎を左手で扱われた。
「あ……ぁ……ぅっ……」
抵抗したいが、もはやそんな力はない。体の中を這い回る熱に浮かされた操は、壁際に追いやられた首を少し曲げ、されるがままに足を開いていく。ミタマの指先が後孔を開き、その刺激に体が大きく跳ねた。肌を辿っている指の刺激か、中を這いずる熱の効果か、何が要因かなどどうでもよい。体がびくびくと快感に跳ね始めるのに時間はかからなかった。頭のどこかでは、こんなこと、と思いつつ、それに抵抗するだけの力はない。
理性が快感に打ち消され、ぼろぼろと涙がこぼれおちる。下腹部にたまった熱をミタマの指先が撫で、鈴口からはぷくりと露が溢れ出した。
「あ……ぅうっ……んんっ!」
「きついか」
「あ……ぁ……き、つ……や……ぁっ、なか、なんか……い、る……っ」
「ちっ……詰まってるのか」
ミタマの大きな口が開き、その犬歯にがあらわになった。べろりと出された舌先に先を舐められ、思わず操の体が魚のように跳ねる。
「ひあっ!ぁ……っ、やあんっ!」
「奥、触るぞ」
「ひっ……っ」
気づけば、後孔には指を二本ねじ込まれ、その腹が内襞を伸ばすように刺激してくる。感じたことのない甘い刺激に、操は縛られた手でミタマの頭をおさえながら、乾いた喉を押し開いた。
「あ……ぁ……」
「なんだ。もともと後ろでもいじっていたのか?随分と気持ちよさそうだな」
かすれた声にミタマがにやりと笑う。その指先は操の浅いしこりをなぞり、ぐっとその場を持ち上げた。舌先で割られた鈴口からは、粘度のない蜜がとろとろと溢れ出している。
「っ、んな、わけ……っぁあ……っ」
「まあ、ここはもう立派な性器なわけだ」
「っ……!?あああううっ!」
ぐっとすぼめられた口元に、快楽の溢れが飲み込まれていく。潤んだ視界の中、口元を離したミタマの舌先が見えた。切れ長の目がべろりと舐めた左手には濁った黒い液体がべとりとつき、蠢いている。
……それを、その大きな口が、舌が、ぺろりと舐めずり飲み下すのを見て、操は思わず吐き気を覚えた。
「ごちそーさま」
最初のコメントを投稿しよう!