エピローグ

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子供の頃、俺はヒーローに憧れた いや、男であるなら誰だってそうだろう シリーズによって違うが様々なデバイスで変身するバイク乗り、仲間と共に戦う戦隊、地球を守る為に別の星からやってきた光の巨人、世界征服を企む組織や怪人達と正義のロボットを駆って戦うパイロット 彼らは目的も能力も違うが、誰かの為にと力を使う紛れもないヒーローだ だからこそ子供ながらに憧れた、その動きを真似した、同年代の友達とともにヒーローごっこに明け暮れた それも小学校に上がる頃には鳴りを潜めていたが、強く正しくはありたい、誰かを守れるようにはなりたい、その思いだけは変わらなかった だから俺はこの世界に来た事を後悔はしないだろう、どれだけの理不尽に直面しようと、この願いがある限り、俺は折れたりはしない 『カタパルトセット、カンナギ機、発進どうぞ』 「了解、響斗・神凪、《デュランダル》、行きます!」 俺はこれからもこの空と海の世界、《ブループラネット》で、巨大な人型兵器、《マキナ》を駆って生きていくのだから
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