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「やっちゃうって、どういう意味ですか?」
私が首を傾げながら質問すると、燿平さんは大袈裟に驚いた顔をした。
「うわわわわわ・・・・かりん!君は最高だね!!
まるで生まれたてのチワワみたいだ!なんて擦れてなんだろう・・・。人生さぞかし退屈だったんじゃない?」
「なにを言っているのか、わかりません・・・」
この人の話って、要領を得ない・・・。
ちょっと、疲れるけど晴馬の特別な人だし、楽しい人だから付き合ってあげても良いけど。
それにしても、なぜ男の人はすぐにエッチな方に頭が回るんだろう。
本能って言ったってこの人はもう死んでいるんだから、子孫を残すことからは解放されているはずなのに。
「その目・・・俺の目は誤魔化せないぜ?
本当はもうわかってるんだろ?
俺さ、たぶん100人以上とセックスしたことがあるんだ。
中には、純朴そうな子もいたけど、一度嵌ると病みつきさ。
俺の超絶テクで天国に行ってみたくない?」
「ここって、天国ですよね?超絶テクは必要ないと思いますよ」
「まじか!!」
燿平さんは立ち上がって、テーブルの上のティーカップを私に渡してくれた。薔薇の香のお茶が入っている。
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