壱呼吸 陰者

2/3
前へ
/154ページ
次へ
それはその者自身をも照らしているようにも見える そう、それが目標かのように…… 獲物かのように…… ひたひた…… ……ひたひた ひたひた……ずっ…… ……ひたひた……ぴちゃ 何か異音が混じる その者もそれに気付いている しかし、進むしかできない もはや振り返ることなど出来はしない いつからだろう? そこを走っているのか
/154ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加