茂泉 ふうか、アラサー、独身、彼氏なし、同居人できる。

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ーー1ヶ月前。 「茂泉さん。マンション契約更新いつになったらするの!?もうこっちも待てないよ?ここに決めたいって人いるんだから。今日中に書類出してくれないと1ヶ月後出てってもらうからね!!」 ・・・契約更新そういやまだだったっけ。そういや先月管理人さんに言われてたような気がする。 ・・・書類どこだっけ? 探すのめんどくさ。 まぁいっか。 今書類探すのめんどくさいし、未来の自分にマンション探し任せればいいや。 そして、1ヶ月。 「なんなのなんなの!!この散らかりようは!!茂泉さん!!何でまだ引っ越してないの!!今日から新しい人ここに住むんだから!!」 「・・・ええええ!?!今日!?だって、まだ1ヶ月先じゃ。」 「今日だよ今日!!なにしてんの!!とりあえずゴミだけは何とかして!!こっちで捨てとくから!!」 「ちわーっす白猫ヤマトでーす。」 「ああああああ!!!もう来ちゃったじゃないのよ!!!」 「・・・え、なんすかこのゴミの山。」 「ちょっと!初対面の人の家に向かって失礼でしょうが!」 「・・・あ、すんませんっ。」 「あんたは早くゴミ片して!!!!」 ・・・よし。いっちょやりますか。 ー3時間経過ー 「なんなの!!3時間も経ってまだゴミしか片付けれてないの?!」 ゴミ袋計5袋。 「ゴミ以外にも要らないものは捨てたわよ!」 「ちょっと困りますよ…!荷物入れれないじゃないっすか!」 「今片付けてるんだから待ってよ!」 ー5時間経過ー 「あれから2時間・・・全く進んでないじゃないのよ!!!」 「だって、ダンボールとか無いし・・・」 「あーもうっイライラするわねっっ!!」 「もう荷物入れますからね。」 ・・・もう面倒くさ。やめたやめた。 「ちょっと何寝転んでんのよ!」 「私から新しい住人の人に説明しときます。」 「私は知らないからねっ!もう!」 ほんとここの、管理人さんテンパるとおネエになるよな。 「・・・え、引越し全然終わってないじゃん。どーゆうことだ?」 「あ、すいません・・・なんか、」 「・・・え、茂泉?」 「・・・あ!早川次長。」 「お、お前こんなとこでなにして・・・」
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