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「早川さん。おはようございます。」
「ああ。おはよう。でこれば休日はもう少し寝かしてほしいんだが。」
「普段なら別に何時まで寝てようが構いません。でも今日は早川さんの用事なんですから。」
「・・・え?」
「早く準備してください。」
「・・・あ、はい」
いつもなら日曜日は昼まで寝てお腹がすいたら起きてご飯を食べてそして寝るかゲーム。この年になると休日に友達と会ったりするのも半年に1度くらいになる。
周りは結婚をして、子供を産んで、毎日家事育児に追われてるところを遊びに誘ったりなんてできないし。
よくよく考えると休日を潰してまで会いたいってゆう友達も5本指で足りるほどしかいない。
・・・1本でも足りる。
「で、どこに行くんだ。」
「どこって、猫を買うんだからペットショップでしょうよ。」
「はぁ??ペットショップ???」
「はい。本当は、譲渡会とかに行ったり保健所に行ったりして、人間の勝手でかけがえのない命に、期限がついている猫を引き取りたいんですけどね。買うのは早川さんなんでそこは任せます。」
「いや待って。なんで急に猫なんだ?」
「彼女にメス猫を飼ったって言うんでしょ?」
「だからって本当に飼わなくても・・・」
「中途半端な嘘がいちばんダメなんです。さ、買いに行きますよ」
何猫にしようかなー。1ヶ月一緒に暮らすんだから私の好みも聞いてもらおう。
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