一日目:作品説明

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一日目:作品説明

「作品説明………ねぇ…………」 「お兄ちゃん。記念すべき物語の第一声をそんなどうでもいい言葉で飾らないで」 「おぉっ!まじか!もう始まってたのかよ!」 「ほんと、お兄ちゃんは何もわかってないんだから。こういう小説投稿サイトでは、一番最初が最も重要なのよ。最初で面白いって感じてもらえなければ、読者はついてきてくれないの。どんなにすごい伏線を用意したとしても、そこに読者をたどり着かせないことには、その伏線はないも同然なんだから」 「………お前。いきなり何言ってんの?まぁいいや。とりあえず俺たち兄妹の紹介をしようぜ。普通に紹介してもつまらないし、互いのことを紹介するって感じでどう?」 「……つまり、お兄ちゃんが私についての紹介をして、私がお兄ちゃんについて紹介するってこと?」 「そうそう。そんな感じ。それじゃあ俺からでいい?」 「まぁかまわないけど」 「よっしゃ! そんじゃ、ここにいるのが我が妹、名前は茜。中学三年生。天使みたいにかわいくて、キュートで、それはもう最高で」 「お兄ちゃんのボキャブラリーは運営終了間近のソシャゲ並に過疎ってるね。それとシスコンまじきもい」 「ちょっ、どうして俺をそんな蔑んだ目で見るの!?」  「はぁ……もういいや。早く紹介終わらせたいし、次わたしでいい?」 「……どうぞ」 「こちらが私のお兄ちゃん、名前は守。年は16歳。高校に行ってれば二年生」 「行ってればってどういうこと!? 俺今日だって学校に行ってただろ!」 「もぉ……お兄ちゃんはいちいち細かいなぁ。高卒と中卒の違いでギャーギャー喚かないでよ」 「めちゃくちゃ重要だよ!?」 「はいはい、それで、えーと趣味は………妹のパンツの匂いを嗅ぐこと?」 「なぜ首をかしげながらこっち向くかな!聞くなよ!聞かなくてもわかるだろ!」 「えっ……まさかほんとに?」 「あぁもうめんどくせえええええ!!」 「お兄ちゃんが壊れて収集がつかなくなったので、今回はこれにて終わりね。みなさぁん、来週もまた見てくださいね。じゃんけん___」 「いわせねぇよ!」
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