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中学生になって、クラスが急にぐんと増えて仲の良い男子とは全く別のクラスになった
私には小学生時代は男子と校庭を駆けずり回っていたせいで、女子からは一部除いて嫌われてたし友人も多くなかった
だから群れたがる女子の友人のいない私はクラスに最初から固まれる相手がいなかった
それに加えて私含めた女子とは違い、さっさと自分のクラスで友人を見つける男子とは全く遊べなくなった
男女の差、というものがこの時に私にもようやく完成したのだとも思う
数日程1人で本を読んで学校生活を送っていたと思う
けれど、当時私の前の出席番号で前に座ってた女子とある日何故か意気投合した
確かボーカロイドの絵をその子(以降 千 と呼ぶ)がノートに描いてるのを見かけたからだったと思う
その時の私は特にオタクだった訳でもないけれど、イトコに初音ミクの曲を聞かされてゲームをして、そして絵を描くことが好きだった私は同類を見つけた事が嬉しかった
千は天然バカでドン臭くて、私も大概ドン臭いけどそれを上回ってたものだから何だかんだ世話を焼いたりして中1の頃はずっと一緒にいた
ちなみに私が腐女子になったのは中1の頃だった
イトコにそういう世界があることを知らされ、エブリスタで面白そうな小説を漁っていたら見つけたものがたまたまBLだった
そのお話が好きになった私は他のBL本を漁り、挙句の果てには二次創作のBLを千にまで布教したアホである
イトコから始まり、私に伝染し千も腐女子になった
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