つくばの楽しみ1

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 ブツブツつぶやきながら、ジェット水流に体を任せると全身溶けていきそうだ。しっかり温まり、着替えを済ませC棟3階へ急行。消灯時刻まであと1時間。自己紹介をして話に入っていく。フロアリーダーの有本さんは、熊本県から参加している。話を聞いているとこのフロアーには、北は札幌から南は鹿児島まで15人の先生がいるとのこと。茶碗にお酒を注いでもらい、わいわいガヤガヤ。あっという間に時間が経ち、午後11時の消灯時刻。今日の1日は、とても凝縮された1日だった。家に連絡するのを忘れていたのでメールを送ると、即電話がかかってきて、もっと早く連絡するように叱られる。大阪で一人暮らしの大学1年生の息子が病院に救急車で運ばれたとのこと。それで朝から病院で付き添っていたらしい。幸い、たいしたことがないとのことでほっとする。こちらは、楽しく過ごしているなんて口が裂けても言えるはずがない。何はともあれ一日終了。  次の日、緊張のためか朝早く目覚める。二度寝すると絶対遅刻するので、椅子に座りぼーっとしている。着替えて食堂に行くのが面倒なので朝ご飯は、抜き。  午前8時30分に研修会場に行くとすぐに呼び出しを受ける。朝から講座があるときは、学習リーダーは10分早く来て、冊子を綴じて配る手伝いをして欲しいとのこと。リーダーの仕事がやっと分かった。これくらいなら出来ると思ったのが大きな間違い。  今日の講座は、午前中に二つ。全国的に有名な弁護士先生の体験談と大企業のエリート部長の組織マネジメントの話。二つの講座ともテレビカメラが回っていて全国配信されるらしい。昼休憩は、和歌山人4人で施設内の食堂で済ます。学習グループや宿泊棟も別だが、いつも4人で行動することが多い。動く和歌山県である。午後からは、学習グループに分かれて、それぞれ持ち寄った実践研究の発表会。私がAグループのリーダーなので午後から3時間、発表会の司会をすることになった。居眠りは出来ない。緊張で、昼食べたチャーハンが出てきそうになる。     
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