土色の教え

つくばへ

　家から関空までバスで1時間ほどかかり、関空から羽田までさらに1時間ほどかかる。でも、さらに飛行機に乗るまでに時間がかかり、一つ間違えば、身体検査までされることもある。手荷物検査では、何も悪いことをしていなくても緊張感が高まる。ゲートをくぐるとき、ブザーが鳴ると「ちょっとこちらに来てください。」卓球のラケットのようなもので調べられる。何も出るはずがないのに。いざ、離陸のときもすごい加速で胃袋が裏返る。シートベルトをしているので逃げることも出来ない。着陸の時、車輪を支える軸がボキッと折れないか心配している間に着陸。　やっと羽田だ。羽田からは、電車を幾つか乗り継いで土浦まで。目的地のつくば市でホテルの予約が取れなかったので、今夜は土浦市で宿泊となる。人生初めての土浦市。生まれ育った和歌山市は田舎だが、ここはそれを上回る。霞ヶ浦は名前を聞いたことがあるが、海か湖かはっきりしない。