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沢木「…………」
樹・柊「…………」
沢木の妻「ほらあなた、せっかくご挨拶に来てくださったんですから。そんな難しい顔じゃ、二人とも怖がってますよ」
沢木「……神岡さん」
樹「はっはいっ」
沢木「三崎くんを、大事にできてますか?…当然できてますよね?」
樹「そ、それはもちろんっ……!!」
沢木「……三崎くん、君はちゃんと幸せに過ごせてるか?」
柊「もっもちろんですっ……あ、でも彼、時々アバウトすぎて困りますが…」
沢木「……アバウト?(じろっと樹を睨む)」
樹「え!?えーっと……」
柊「(慌てて取り消す)いえ、沢木さん大丈夫です!!時々下着間違えたり俺のプリン食べちゃったりするだけですからっ…」
沢木「……そうですか。
仲良くやっているようで、とりあえず安心しました。……神岡さん」
樹「はっはいっ!?」
沢木「あなたの立場は、特別だ。三崎くんに苦労かけたりしたら、承知しませんよ?…そんなことがあった日には、彼を取り返しに行きますからね」
樹「わかっています。彼は、僕が全力で守ります」
柊「…樹さん。それ、違います。
俺、あなたに守ってもらう気なんて一切ないですから。そういう言い方はやめてください。……俺も、全力であなたを幸せにするって、最初に言ったでしょう?」
樹・柊「…………(急に気恥ずかしくなり赤面して俯く)」
沢木「…………(やっと暖かく微笑む)
二人一緒なら、大丈夫そうだ。
よかった。これからも、どうかお互いしっかり支え合っていってください。……じゃ母さん、ビールを開けようか」
沢木の妻「ええ、そうしましょうね!
『やだちょっと、うちのダンナいい男じゃないの…!!(//∇//)』」
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