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樹「とうとううちにもコタツがきたねー柊くん!」
柊「そうですね!
でも、じっくりぬくぬく温まる前に、ルールを一つ決めたいんですが…」
樹「ん、ルール?」
柊「はい。それはですね…
コタツに座る前に、あらかじめ必要になりそうなものを一通り目の前にスタンバイしてから座る!という決まりです」
樹「んー…なんで?」
柊「それは入ってみればわかります!一回温まると絶対出たくなくなっちゃうんですよ。コタツはそういう魔の領域なんです!『そして俺はあなたのパシリになりたくない!という一言は隠しておこう…』」
樹「……なるほど、わかった。じゃそれぞれそういうルールでコタツを利用していこう」
柊「はいっ♪『よしよし順調!』」
(その日の夜)
柊「樹さん、なんですかそのコタツの上の山積みの荷物?」
樹「ん、これ?座る前に必要になりそうなものを考えてたら、いろいろ思い浮かんじゃってね。仕事の資料もチェックしたいし、みかんも食べたいし、そう言えば読みたい雑誌や本もたくさんあってさ。…よーし、準備完了っ!これでどこにも立たなくて済むぞ♪」
柊「……『ってか山盛りすぎて樹さんの顔全然見えないじゃんっっ!!!』」
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