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(クリスマスイブの夜)
樹「柊くん、メリークリスマス。それから、26歳の誕生日おめでとう。
去年のイブは一緒に祝えなかったから……今年が、僕たちの初めてのクリスマスだ」
柊「そうですね!イブが誕生日なんて、昔は少し損した気分でしたけど。
(恥ずかしげに樹に箱を差し出す)……樹さん、これ」
樹「嬉しいな…開けてもいい?
(箱を開ける)ん、これは……」
柊「ウォーキングシューズです。スーツにも合わせやすいのを選んでみたんですが……どうですか?」
樹「いいね、すごく僕好みだ!君のセンスの良さは知ってるけど、これはすぐにでも履きたくなるなあ。……でも、どうしてこれ……」
柊「(くすくす笑う)樹さん、最近少し太ったかな…って、この前呟いてたでしょ?」
樹「(恥ずかしげに)あ、聞いてたの?
んー、つまり幸せ太りだよね。……お腹がぷよぷよなんてしたら、君に嫌われちゃうし。通勤でシェイプアップなんて最高だ」
柊「ちょっとくらいぷよぷよでも全然気にしませんよ。…でも、喜んでもらえて嬉しいです」
樹「じゃ、今度は僕から」(小箱を差し出す)
柊「(箱を開ける)うあ、これ……すごい。腕時計、欲しかったんです」
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