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「それが変なんだよね、いつもの私じゃないって言うか……って、知ってるんですか? 私の理想の男性がどんな人なのか……気持ち悪い……ストーカー?」
こいつは一体何者なんだろう……チャラい男に余計な時間を随分使ってしまった。でも、それにしたって、なぜ、理想の男性像の事を知っているのだろう。こんなに目立つ男になら、ストーキングされていてもきっとすぐに気が付くに違いないのだけれども。
「ストーカーじゃありません、魔法遣いなんです。俺は魔法で、あのマックの店員をあなたの理想の男性に変身させたんですよ。でも、あなたは見向きもしない……彼は――マックで働いている男は、間違いなく、あなたの理想の男性像でしたよね?」
「え、ええ、まあ……」
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