葛の非日常

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葛の非日常

冒頭へ。 「ようこそお嬢さん、どこから此処へ?」 二足歩行のローブ着た爬虫類人は俺の顔をまじまじと見詰め再度問う。 「え??お嬢さん?」 確かに俺はイケメンだと自負しているが、女の子に間違われるほど可愛い感じでは無い。 それとも爬虫類には人間の雄雌の区別が難解なのだろうか。 「ほれ」 イグアナ爺さんは背負った荷物類から1メーター弱の姿見を寄越す。 「鏡、常に持ち歩いてるのか!?って、 え!?……これが俺!?」 そこには16歳ぐらいの、何とも可憐な少女が映っていた。 どんなメイキャッパーだ。 俺は頬を、髪を触る。 胸も有る!! 女装とかじゃなくマジで、女体化してやがる!!
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