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第3話-プフランに向け。
ジィが家に着く頃には夕方になっていた。
家には灯りがついていて、どうやらルーは帰ってきてるようだ。
ガチャ。
ジィ「ただいま。」
ルー「おう!ジィ、おかえり!遅かったな。」
ジィ「ちょっと寄り道してた。」
ルー「腹減ってるだろ?今飯作ってるから先に風呂にでも入ってこい。」
ジィ「あぁ。」
ジィは湯船につかりながら、ふと思った。
【もしかしたら、ドクターが早く傷を治せるのは不思議な森と何か関係してるのかな?】
ジィ「あの森には何かあるな。」
ジィは森に入る前までは、ただの不気味な森と思うだけで他に何も思わなかったのに、今では森のことを考えるとワクワクしていた。
お風呂を出てリビングに行ったジィはドアの横に布で包まれた細長い物に気づいた。
ジィ「これなんだ?」
ルー「おーそれか!ジィにプレゼントだ!」
ジィ「俺に?」
ルー「そうだ!俺とアンザとサットとゴーザからのな!」
ジィ「開けていいのか?」
ルー「もちろんだ!いいぞ!ビックリするぞ!」
ジィはワクワクしながら布をほどいた。
ジィ「おぉ!マジかよ!ホバーじゃん!」
布の中には真っ赤なピカピカのホバーが入っていた。
ホバーは150cmの筒状で、バランスがとれるよう足を開いて立って乗れるように窪みが2つあった。
ルー「そのホバー最新型で少量の風で飛べるようになってるらしい!サットが何処からか情報を聞いて買ってきたんだ!3人に会ったらお礼言っておけよ!」
ルー「あ!そのデザイン選んだのはアンザだからな!俺は黒が良いんじゃないか?って言ったんだけど、無くした時に見つけやすいからって赤にした!」
ジィ「ありがとう!」
ジィは目をキラキラさせて物凄く嬉しそうにしている。
ルー「よし!特訓は明日からにして、飯食うぞ!」
ジィ「うん!」
ジィとルーはご飯を食べながら話していた。
ルー「今日は何処寄り道してたんだ?」
ジィは森での出来事を話した。
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