第3話-プフランに向け。

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ルー「そうか!森に好かれたか!」 ジィ「ドクターも言ってたけど嫌われるとか好かれるとかって何なんだ?」 ルー「あの森に入ってすぐに骸骨が散らばっていただろ?」 ジィ「うん。」 ルー「あんな所で迷うわけがないと思うけど、森に嫌われた者はパニックになって出口が見えなくなるらしいな!」 ジィ「ドクターが言ってたことは本当だったのかよ・・・。」 ルー「あの森には大昔の遺跡があって宝が眠っているって噂があってな!腕に自信のある沢山の者が入って行ったんだけど、皆見つけられなくて命からがら出てこれた者はザハから逃げて行ったんだ!死闇の森と呼ばれてるんだ!」 ジィ「そうだったのか・・・。」 ルー「ジィはもう大丈夫だろ!一度出てこれた者は迷わないと言われてるからな!」 ジィはルーの話を聞いて少し恐くなった。 ルー「よし!飯も食ったし眠るか!」 ジィ「うん。」 2人は自分の部屋にいった。 ジィの部屋にはベッドと小さいテーブルと3人掛けのソファーとタンスが1つ置いてある、生活感がない部屋だった。 ベッドの横には出窓があり、広場の方が見える。 ジィはベッドに寝転がっていた。 キュルキュルキュル ジィはビックリして出窓から外を見た。 ジィ「今の音なんだ?森で聞いた音と似てたな・・・。」 広場の向こうから家の方へ誰かが走ってくる。 月明かりで少しずつ様子が見えるようになってきた。 ジィ「女の子?」 女の子は誰かに追われているようで、家の前を左に曲がりルーのお店の方へ走っていった。 ジィは急いで家を出た。 女の子を助けるために裏道を通って女の子の前に出た。
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