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第4話-不思議な生物?ベル。
フゥは立ち止まった。
フゥ「私のお家ここ。」
ジィ「そっか!じゃ・・・」
!!!
ジィはフゥの方を見て言葉を失った。
ジィ「な、なんだよそれ!?」
ジィはフゥの方を指さした。
フゥ「ぇ?」
ジィ「なんだよ、その、体の周りを回ってる青いのは!?」
フゥ「ぇ?ベルのこと?」
ジィ「それベルって言うのか!?なんなんだ!?」
フゥ「ジィの肩にも乗ってるよ?」
ジィは恐る恐る自分の肩を見た。
ジィ「うわっ!なんだこれ!」
ジィの肩には白くて丸いふわふわした光のような物が乗っていた。
振り払おうとしているが、触ることができない。
フゥ「ジィは今までベルを見た事がなかったの?」
ジィ「今初めて見たよ・・・。」
フゥ「そう言えば、小さい頃に風を操れるようにならないとベルを見ることができないって聞いたことがある。そのベルはジィの分身みたいな物だよ。」
ジィ「俺の分身???」
フゥ「うん。いつもは体の中に入ってるんだけど、たまにこうやって外に出てくるの。」
ジィ「そうなのか。そんな事しらなかった・・・。」
家の扉が少し開き、母親が小声でフゥのことを呼んでいる。。
女性「フゥそろそろお家に入りなさい。」
フゥ「はーい。お母さんが呼んでるから、もう帰るね。ちゃんと説明できなくてゴメンね。」
ジィ「いや大丈夫。オヤジに聞くから。じゃプフランでね!」
フゥ「うん!プフランで!おやすみなさい。」
ジィ「おやすみ。」
ジィは路地を引き返して家に戻った。
帰る途中に肉やらハムやらを沢山持って食べながら歩いているゴーザとすれ違った。
ゴーザ「おふぇジふえ!あんふおんな!」
何を言ってるか分からないが、とりあえず返事をした。
ジィ「あぁ!」
家に着くと灯りが消えていて、ルーは寝てしまったようだ。
ジィも何だか疲れて眠ることにした。
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