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ジィは立ち上がりホバーに乗り始めた。
今度は簡単に1mの高さまで上昇することができた。
ルー「そうだ!そうだ!そのまま行きたい方向に重視を少しだけ傾けてみろ!」
ジィは前に少しだけ重視を傾けた。
するとゆっくりと前に進み始めた。
ルー「もう大丈夫そうだな!後ろに重視を傾けると止まるだけで、後ろには進めないからな!」
ジィは楽しそうに辺りをくるくると回り始めた。
ルー「じゃちょっと出掛けてくるからな!」
ジィ「おぅ!」
ジィは上昇したり下降したり右に回ったり左に回ったりして、だいぶなれてきたようだ。
南門の側まで行くと、ホバーから降りた。
島の下からは風が吹き上げていて、落ちても島のなかに押し戻されそうだった。
ジィ「あの島まではさすがにまだ無理だな。」
ジィは島をしばらく眺めている。
ジィ「いつかホバーで行ってみたいな。」
フゥ「あっ。ジィ。」
後ろを振り替えると、ホバーを持ったフゥが立っていた。
ジィ「おー!フゥ!」
フゥ「そのホバー。乗れるようになったんだね?」
ジィ「うん!まだ練習中だけどね。何処かに行くのか?」
フゥ「うん。あの右の島まで。」
ジィ「そっか!気を付けてね!」
フゥ「うん。じゃあまたね。」
フゥは島から飛び降りると、ホバーに乗ってあっという間に見えなくなった。
ジィ「いいなぁ。・・・よし!俺も頑張ろう!」
ジィは広場の中心まで戻った。
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