第5話-ついにプフランへ。

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仰向けになってベッドに横たわっていた。 ジィ「あー・・・。ダルい・・・。腹減ったな~・・・。」 ジィはゆっくりと起き上がった。 ジィ「これが反動か・・・。」 立ち上がってリビングに降りていった。 テーブルには朝ご飯とメモが置いてあった。 メモ 「夕方には戻る。今日はゆっくり休め。」 とだけ書いてあった。 ジィは椅子に座ってご飯を食べた。 ジィ「オヤジ何処にいったんだろうな・・・。」 食欲はあるようで、あっという間にご飯を食べて自分の部屋に戻った。 ソファーに座ると手を開いたり閉じたりして違和感がないか確認しているようだ。 ジィ「もう少ししたらプフランか・・・。1年はこの家に帰って来れないんだな・・・。」 ジィはこんな島から早く出ていきたいと思っていたけど、出ていく日が近づく毎に寂しさが込み上げてきた。 ジィ「プフランってどんな所だろうな・・・。前にオヤジが島全体が学校になってるとか言ってたけど・・・。」 ジィはしばらくボーッとしている。 ジィ「よし!ホバーの練習するか!」 ジィは気合いを入れて広場の中心まで行くと、ホバーに乗った。 シューーー ホバーはすぐに浮き上がり、気持ち良さそうに飛んでいる。 ジィ「あっ!フゥだ!」 フゥはホバーを持って南門の方へ歩いている。 ジィ「フゥー!」 ジィはフゥの所に飛んでいった。 フゥ「ジィ。こんにちわ。ホバー完璧だね。」 ジィ「毎日特訓してるからな!今日も出掛けるの?」 フゥ「うん。1週間後だね。プフラン。」 ジィ「そうだな。楽しみだな!」 フゥ「私寂しくなってきちゃった。」 ジィ「1年したら帰ってこれるじゃん!」 フゥ「そうだね。じゃあ私は行くね。特訓頑張って。」 ジィ「おぅ!ありがとう!またな!」 フゥはホバーで飛び立った。 ジィ「やっぱフゥも寂しいんだな・・・。」 ジィはまた広場の中心まで戻ると、腕を前に伸ばし手のひらを前に向けて力を入れた。 すると地面に10cmくらいの小さな竜巻ができた。 ジィ「ぶっ!」 あまりの小ささに笑いが吹き出してしまった。 ジィ「森では2メートルくらいの竜巻作れたんだけどな・・・。火事場の馬鹿力ってやつだったのかな・・・。」
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