天狐の目覚め

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「ラスティーさん、私は貴方を困らせるつもりは毛頭ありませんが、これは譲れません。リースさんがラスティーさんを好きなのは明白ですし、フランやサクラさんだっていつラスティーさんを好きと言い出すか分かりません」 「ちょっと!なっ、何で私がラスティーをすっ、好きになるのよ!」  フランが滅茶苦茶動揺していた。 「あー、すいませんフランは自分の気持ちを誤魔化して気付かない様にしてるだけでしたね」  マリーが呆れるように言う。 「なっ!‥‥‥」  フランの顔が紅くなってブツブツ小声で何か言っていた。 『私は別にそこまで主張する程、好きって訳じゃないけど、あまり弄られない様になったら良いなあとは思うかな』  チラッとサクラはこちらを見た。 「あっ、それは無理!」  俺は即答した。 『なんでよっ!』 「だってサクラをからかうの楽しいし」  サクラはガーンという擬音が聞こえて来るような表情で膝をついた。 「話がそれましたね、私が言いたいのは他の三人に比べたら私はラスティーさんの印象というか、好感度が一番低いと思うんです」 「好感度?」 「はい、リースさんはダークエルフで胸も大きくラスティーさん好みです。フランも同様に胸が大きくラスティーさんの好みに合います。サクラさんはラスティーさんと気が合うのか、からかったり冗談を言う仲です。スタイルこそ普通ですがメタモルスライムなら胸を大きく出来ると思うんです」 『ん?まあやろうと思えば出来るわよ』
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