25人が本棚に入れています
本棚に追加
「胸が随分と感じやすいんだな、ユキは。だったらもっと気持ちよくしてやるよ」
「や、やだよ、胸ばかりそんなにされたら……」
こんな女の子みたいに、執拗に胸ばかりいじられて感じさせられたら僕はどうなってしまうんだろうと思って怖くなる。
だって同性で、けれどこんな事を許しているのはアルだからで、でも自分がこんな風になってしまうなんて想像はしていなかったから。
自分の知らない自分に作りかえられていくようで怖い、そう思っているとそこで下着ごしでアルが僕の欲望を握る。
「胸だけが嫌なら、こっちをいじってやる。こっちを人にされた事はあるのか?」
「な、ないよ、そんな事誰にも……やだっ、ぁああっ」
「つまり俺がユキの初めてか。嬉しいからもっと激しくしてやるよ」
「や、やだぁああ」
宣言通り激しくアルが僕の欲望をしごく。
胸の突起をいじるのも攻め立てるのも、前よりも力が強められて、より感じてしまう。
涙をこぼしながらよがり狂っていた僕は、そこで強制をあげる事も出来ずに達した。
体が快楽の影響もあってびくびくと弛緩する。
こんなの初めてなのに激しくて酷過ぎると僕が思っているとそこで、僕の下着が脱がされていく。
そういえば男同士がどうするのか僕は知らない。
この後、どうするのだろうと思っているとそこで、アルが小瓶を一つ出してから、それはまだ使わずに僕の太ももの内側を撫ぜ上げる。
その撫ぜられているだけの行為だけでも酷く嫌らしいものに思えて、僕は感じてしまう。
そんな僕にアルが苦笑する。
「まだ、ユキの肌の感触を味わっただけなのに、随分感じるな」
「だ、だって、アルがえっちな触り方をするから……」
「ん? そうなのか? 俺はユキの肌がすべすべできめが細かいし肌触りが良いいと思って触っていただけだが、へぇ」
最初のコメントを投稿しよう!