25人が本棚に入れています
本棚に追加
苦笑するアルが足を左右に広げて、その間に体を入り込ませる。
けれどその位置に来られると、僕は自然とアルは自身の欲望にめがいくわけで……。
僕のものよりもずっと大きくて、僕は凍りついた。
そんな風に僕が固まっている間に僕の孔にアルはそれをあてがう。
熱くてどくどくしていて、僕は今更ながら後悔して、
「え、えっと、アル、ここでやっぱりなしって駄目かな」
「駄目だ」
その時のアルの凶悪な頬笑みを僕は、一生忘れられないだろうと思った。
そして思っている間にアルが僕の中に入り込んでくる。
熱くて凶悪に大きいそれが僕の中に入ってきて、僕をアルの形に変えていく。
ずずずと入り込む度に中がこすられて鈍い快楽が生まれて僕は小さく喘ぐ。
苦しいのに感じてしまう、頭がおかしくなりそうだった。
指なんて比べ物にならないそれを深々と受け入れさせられた僕は、アルにささやかれる。
「全部入ったぞ、ユキ。やはり初めてだからきついな」
「う、うぐっ、早く 抜いて、苦しいっ」
「分かった、動くぞ」
それに違うと僕は言いたかったけれど、そこでアルは僕の中で動き出す。
「ぁああっ、やぁあああっ」
ずるりと引きぬかれて僕は体を震わせる。
引き抜かれる刺激だけで体がその場所から自分のものでは無いと思えるくらいに震える。
アルはギリギリまで引き抜いてかと思えばまたずっと深く貫かれて、何度も突き上げられる。
「ぁあっ、やぁああっ、ぁああっ」
喘ぐ僕は気づけばアルを求めるように抱きついていて、更にアルの動きが激しさを増す。
今、僕はアルと一つになっている、そう思うと僕自身もくらくらして、でももっと欲しくなってしまう。
「アル、好きっ、もっと、ぁああっ」
「……どうしてこうユキは、俺を煽るんだ」
最初のコメントを投稿しよう!