第32章《遊びに来た息子達》

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あたしとサタン様は玄関の扉を開いた 大魔王サタン 「久しいな…我が息子達よ、元気だったか?」 あたし達は息子達を城内に招き入れた 息子達はサタン様に視線を向けて大きく頷いた あたし (魅咲 碧李亞) 「二人とも、それぞれの 街の様子はどう?」 あたしは蝙蝠街(バットタウン)でお城を築いたヘルダークスと 魔女街(ウィッチタウン)にお城を築いたヘレナイトメアに訊ねる 魔王ヘルダークス=サタン (兄) 「蝙蝠街(バットタウン)はいつも通りです、母上 あのガーゴイル像のペドラーには子供が出来ました。 蝙蝠街(バットタウン)は安泰です。」 ヘルダークスは微笑した 大魔王サタン 「なるほど、私達が大冒険のすえ 連れてきたマーベルと…」 あたしはサタン様と大冒険した 日の事を思い出す…懐かしいなぁ… 魔王ヘレナイトメア=サタン (弟) 「魔女街(ウィッチタウン)の方も順調ですよ ただ、気になる事が1つあって…」 気になること…? あたし (魅咲 碧李亞) 「気になることって…なに?」 ヘレナイトメアは頷いた 魔王ヘレナイトメア=サタン (弟) 「…人間街(バシャルタウン)で 力を増してる大魔法使いがいるんです…」 人間街(バシャルタウン)… 大冒険の時に寄った街ね
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