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客間に息子達を通しソファーに座らせる
魔王ヘルダークス=サタン
(兄)
「ですが父上…『大魔王サタンには麗しい妻がいる』
こんな噂が流れてるんですよ?」
魔王ヘレナイトメア=サタン
(弟)
「あ、それ!魔女街(ウィッチタウン)でも流れてます!
きっと…二人が大冒険した時に
変装を見破った誰かが!」
そんな噂が流れてるんだ
あたし、麗しくなんてないのに…
!
誰かが玄関のベルを鳴らしてる…
ニフテリザ・フリューゲル
「俺が見てきます…」
背後で控えていたニフテリザが
玄関に向かう
大魔王サタン
「嗚呼…頼む、ニフテリザ
その噂は事実だ…私達が
出会ってきた複数の悪魔や魔族…
そのなかの誰かが流した可能性は高いな」
何十人というヒト達とあってきたから
誰なのかなんて分からない…
「それに、マーリンは美女好き…
こんな噂が流れて…放っておくと思うか?」
!あたし達は振り向く
魔王ヘレナイトメア=サタン
(弟)
「…アグノス!」
紅茶を人数分持ってきた
アグノスは客間のテーブルにトレーを置いた
アグノス・ジャヴォール
「そうだ、久しぶりだな…二人とも
オレの事、覚えてたんだ…」
二人はムスッとした
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