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「こうき…挿れっ、あっ、ああ」
自身も待ちきれなかった安原は金田が言い切らないうちに身体を伸し掛けた。
安原に出会う前にガッカリさせられた自称極太デカマらくんのそれと、大してかわらない安原のモノが、ぐいっとゆっくり入ってくる。
甘さも何もない変な空気での挿入にも関わらず、安原が入ってきたという喜びが沸き上がり、その挿入の速度で、快感が込み上げてきた。
ソファーを握りしめてて腰を揺らした。
「こう、きっ、ウ…ソ、ああっ」
急速な射精感を全く堪えられず、安原の袋が尻たぶに触れた瞬間、果ててしまった。
「侑弥さん?」
金田がぶるりと震えたので、安原は少し身体を離して二人の間の金田自身を見た。
少し縮まった金田を被うゴムの先に白い液体が溜まっていた。
「見るなっ」
恥ずかしさが込み上げた。
まさか…。
「侑弥さん、ゴメン、余裕ない!」
安原は激しく抽送を始めた。
「ぐっ、ふあっ、あっ、ダメっい、や」
金田は安原の首にしがみついた。
イケないと宣言したのにあっという間に果てた恥ずかしさと、自分の喘ぐ野太い声も恥ずかしさとで、息を詰める。
「侑弥さん、もっと声だしてよがって、声、聞かせて」
「や」
金田が抱いた時の安原の可愛い猫のような高い声は出せない。
安原は唇を噛んで声を堪える金田の唇をなめた。
そしてぐいぐいと突き上げる。
「うぐっ、う、ん、」
前立腺に触れる位置で抜き差しされて、快感が全身を走る。
「ここ良いの?」
「うっ、ああ、だ、だめ、こうき、やっめてっ、ああ、強い、強すぎるっ」
言葉とはあべこべに身体は歓喜に揺れていた。
「やだ、やめて、あっ、こうき、こうきぃ」
「侑弥さん、そんなに煽らないで、っ、ゴメン、もう出ちゃう…、出ちゃ! うっ」
金田は強い刺激に目の前が真っ白になった。
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