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総合すると、砂山を自然の重力にまかせた形の、円錐形に近い砂の塊にした場合、
崩れにくいので、側壁はそれほど頑丈じゃなくてもすむので、
その兼ね合いになる。
だから、高くて細い傾斜路の場合は、側壁を非常に頑丈に作らなければならなくて、
広い傾斜路ならば、側壁は、巨石と動物と作業員を支えることが出来るくらいの丈夫さでいいと思う。
もちろん、傾斜路のほとんどを巨石を積んで作れば、そのようなことは考えなくてもいいわけだが、
傾斜路は解体が前提なので、あまり採用されないと思われる。
広い傾斜路の側壁は、細い石材で済むかもしれない。そうすると、傾斜路を足場にして、石材の端だけ持って積むことが可能かもしれない。
それならば、傾斜路側壁を積むための傾斜路は、いらなくなる。
で、傾斜路の前に重要なのが、ピラミッド本体の一段目だ。
一段目の巨石を置く場合、たぶん傾斜路は、使わない。(それで、もしかしたら、二段目も傾斜路を使わないかもしれない。)
一段目の巨石を置く前に、路線を作るかもしれない。(ピラミッドを作る位置まで、ずっと平らだとは限らない。)
だから、まず、地面を平らにするかもしれない。(そうしないのならば、それは傾斜があるということだ。)
地面が平らだとしても、土の上では、巨石を載せた台は、めり込んでしまうので、皮を剥いだ丸太を置いて滑らすようにすると思う。
そして、平らな砂地でも、同じようにしていると思う。
だから、一段目を置く前の段階で、傾斜路の路線や路面のことは、出来上がっていると思われる。
巨石を載せた台を丸太の上を滑らせて、ピラミッドを作る位置まで運ぶわけだが、その路線が一本だけとは思えない。
(ピラミッドの一辺に置かれている巨石の数の4倍の路線がある可能性があるが、現実的には10から30本ぐらいだろうか。)
台を使うので、巨石の4辺に人が群がって、持ち上げていると思ってきた。
台に載せたり降ろしたりする場合は、たぶんそれでいいだろうと思うが、
ピラミッド本体のように、巨石が密接している場合、巨石の4辺を持つというわけにはいかなくなる。
2辺には、人が入って作業する空間がないので、人が巨石を持ち上げて、既に置かれた巨石に密接させるのは、不可能だと思われる。
(そうすると、フォークリフトやクレーンに近い状況を考えなければ
ならないかもしれない。)
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