ピラミッド 4.4

2/5
前へ
/40ページ
次へ
ピラミッドの内部空間のうち、地上の内部空間で、誰しもが思い浮かべる内部空間は、隙間がない。 石材の隙間がない。石材と石材の間に隙間がない。 ピラミッドの内部空間は、前と後ろに移動出来る内部空間の場合 ( つまり、通路状の場合 )、 上、下、右横、左横が閉じられている。そこにすき間がない。 ピラミッドのコアに巨石を密接させて積んでいる場合の、地上の内部空間は、石材を彫って内部空間を作っているわけではない。 石材を組み合わせて、空間を作っている。 ということは、まず、地上の内部空間を作ってから、内部空間の周囲の、そこと同じ高さの石材を積んでいると思われる。 内部空間が、水平方向に進む場合は、それでいいと思うが、 内部空間が、斜め上に進む場合は、石材2段分か、3段分か、先に進むと、石材8段分、9段分、さらに進むと石材20段分、30段分、それ以上と、進むに連れて高くなっていく。 内部空間が無いところでは、石材を1段積むたびに、傾斜路を上げていくと思われる。 でも、内部空間は、石材1段分の高さごとに作るのは、あまり効率的ではない気がする。(そういう作り方をした場合もあるかもしれない。) ということは、斜めに上がる内部空間の場合、内部空間の真下に、まず、斜めに切った石材を置いていると思われる。 ( 斜めに上がる内部空間では床が斜めに上がることになる。床材のすぐ真下にもう一つ斜めに置く石材があるかもしれない。あるいは石材を斜めに切断するか、斜めになるように削っているのかはよくわからないが。) そして、斜め、だから、距離が進むと、どんどん高くなる。 そうすると、内部空間用の石材をその高さまで上げる必要があって、そのために、傾斜路が必要になると思われる。 だから、斜めに上がる内部空間を一気に作る場合、ピラミッド本体の石材を積んだ上に、傾斜路を作っていると思われる。 この傾斜路の幅は、狭いほうだと思う。もし、内部空間を構成する石材が巨石だとしたら、その傾斜路の幅は広いかもしれない。 内部空間を、石材1段分ずつ作るならば、ピラミッド本体の石材を積んだその上の傾斜路は必要ない。 それから、地上の内部空間と、地下の内部空間が、繋がってない場合もあると思う。( 予定変更か施工ミスがあったが、修正するのをあきらめるような場合だ。計画段階で繋がってない場合はトラップだ。) 地下の内部空間が複数ある場合もあるだろうが、それが全て地上の内部空間に繋がっているとは限らない。 そしてそこに棺があるかもしれない。 究極的には、巨大な石材を彫り込んで、石製の棺を隙間が出来ないように入れたら、その石材の支えになるだろうから、 そういう石材を、一段目に使っても石材が壊れることはないと思う。これは、もともと頑丈な石材が前提だが。( 棺入りの石材に重さがかからないように積んだら可能だろう。)
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加