「風紀のお仕事…ですかね?」

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警備室で門番さんとお茶を飲んでいた武造おじいちゃんが出て来ますた。 ワタシこれでも紳士ですので、英国風に丁寧にご挨拶です。 一瞬抱き付こうかとも思ったのでしたが、ミコトくんがぬいぐるみになっちゃいますたし…17才にもなって、嬉しさのあまり抱き付くのは少し恥ずかしいなと思ってシマウマなので。 下げた頭を、武造おじいちゃんが優しく撫でてくれますた。 …が、しかし! この優しさは、神楽舞のlessonには全く感じられませんでした。 武造おじいちゃんは、神楽舞の鬼だったのでし! 銀星さんよりも数倍、武造おじいちゃんはビシバシの鬼ですた。 …と言うか…何時もの神楽舞だけならば、こんなに厳しい事も難しい事もなかったのでしたが…。 ワタシが裏神楽舞をやりたいと言ったので…。 風紀取り締まり兼裏生徒会組も事務組も現場対応組も、忙しくて裏神楽舞までは手が回らず…。 風紀7班のワタシ達と、リュージュだけで裏神楽舞を舞う事になりますた。
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