「風紀のお仕事…ですかね?」

93/102
前へ
/437ページ
次へ
タマさんの長いお話しを聞いていたら、あっという間に正門に着いてしまいますた。 オブジェ倉庫を見ますたが、この時間は皆さん教室で誰もいませんし。 普通科のワタシのクラスだと今は、H.R.。 学園祭の準備なので、ワタシが此処にいられるのでしたが…。 ワタシ、普通科の授業にあまり出ていないのでしたが…。 あ?ワタシよりも授業に出ていないのが、リュージュと護さんでしたが…大丈夫なんでしょうか? 一応、授業免除の許可はいただいていますが、学園祭が終わるとまたテストがありますし。 順位が落ちると、大変な事になってしまうそうで…ワタシ、現国の点数が心配し過ぎなのでした。 「ん?心配なさすぎ?心配停止?でしたかね?」 そんな事をぼーっと考えていたら、門番さんにご挨拶するのをすっかり忘れてしまいますた。 「もう、しょうがにゃいにゃあ。」 タマさんが人化けしてミコトくんをワタシに押し付けると、警備室の方へ入って行きました。
/437ページ

最初のコメントを投稿しよう!

141人が本棚に入れています
本棚に追加