「風紀のお仕事…ですかね?」

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なんでそんな面倒くさい事をと、三条院さんは文句タラタラでしたし。 コレって、ほとんどワタシの我が儘だとは自覚していて本当に申し訳無さ過ぎでしたが…。 どうしても、今この表と裏の対の舞を見せなければならない気がして…ワタシったら、我が儘通しちゃいますた。 農協で裏神楽舞の話しを武造おじいちゃんから聞いた時からずっと思っていたのでしたが、思いがけなく神楽舞の責任者になっちゃいますたし…。 ただ、お話しを語るだけでは…なにしろワタシ、こんな喋り方ですし…。 古の日本昔話しなんて、それこそ未知の世界過ぎですし。 …でも…アレですよね。神楽舞の唄い?何を唄ってるのかワタシにはチンプンカンプンなのでした。 唄い手は三条院さん。舞手の主役は、リュージュと…何故だかイチズくん。 今回桜の花びらを降らせるのは、タマさんと河原くん。 そして、舞手の悪役がジャックちゃんとハーピー。 ワタシはこだまちゃんが真似っこしないように、舞台の袖で大人しくさせとく役だそうです。 ええと…ミコトくんは、武造おじいちゃんの怒りを膝の上に乗って静める役。 銀星さんとたたらさんには…この対の舞を観ていて欲しいのでしたとさ。
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