「風紀のお仕事…ですかね?」

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ワタシが風紀と裏生徒会のお仕事を手伝って、朝の修行訓練に行けない間も…何故だか犬猿の仲の筈のふたりは、修行訓練(喧嘩)をしていたようで。 常に気配を消して様子を窺うのが得意なたたらさんが、何故だか銀星さんの前には姿を現してると言う。 正確に言えば、たたらさんが反応しているのは、鬼の呪いさんの現れた時の銀星さんなのでしたが…。 ワタシが垣間見るに…鬼の呪いさんは、目の前にくるたたらさんを消そうとします。 もしくは、直ぐに銀星さんの中に隠れてしまうのでした。 ふたりの中で、それはほとんど無意識の行動のようですが。 ワタシも修行訓練に参加しているのに、何故だかひとりぼっち感が否めないっていう。 偶に銀星さんがワタシしか見ていない時…あのしっかりしたたたらさんったら、ぽけっとしていて…ワタシと入れ替わったみたいになってますし? 本当は、もっとふたりを観ていたかったのでしたが、お手伝いが忙しくてそれどころではなくなってしまったのでしたが。 最善の行動は最善の時期を選ぶと、どこかの偉人さんが言ってませんでしたかね? ね?イチズくん。
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