母のお願い
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誘惑的な瞳で息子を見る母の視線に、ランバートは深く溜息をつく。そして自分でも驚くほどあっさりと、それを承諾してしまった。 おそらく、そろそろ家での生活にも飽きたのだろう。窮屈でも未知の世界を覗いてみたい誘惑はあった。 何よりも興味があった。騎士団と呼ばれる、この国一番のエリート集団がどんなものなのか。その中身が。 こうしてランバートは、騎士団に入団する事となったのである。
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