1人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
「なんかさぁ、最近園田さん真島センセと仲よすぎない?」
「ちょっと頭良くて可愛いからってねー」
「清純派気取ってほんとは真島先生のこと狙ってるんじゃない?」
根も葉もない噂から広がるいじめ。
まあ本当のことだから仕方がない。
そう純粋すぎた私は思っていた。
「嫌…!何ですか、貴方達!」
「お嬢さんのこと犯してくれって、あんたの高校のダチから頼まれたんだよねー」
「やっべ、超カワイイじゃん!しかも超清純派~!汚し甲斐あるぅ」
「こりゃ120パー処女だな、ツイてる~」
「嫌あああああ…!!!」
私の中で、何かにヒビの入った音がした。
それは、清純派というレッテルだったのか、私の綺麗な心だったのか…
あの時、私の心は変わってしまった。
「え…?処女じゃねえ」
「は!!?」
「マジかよ、こんな可愛い顔してもう経験済み~!?」
「お願い…もう…やめて…!!」
最初のコメントを投稿しよう!