第2章 満たされない欲求

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あーあ、紺野のやつ、私を濡らす余裕もなく挿れてくるとかほんとびっくり。 社長のくせに全然紳士的な夜じゃなかったわ。 目的は果たしたのに、華蓮は朝からもやもやとした心持ちだった。 もっと理性が吹っ飛ぶくらい激しく愛し合える人はいないのかしら… 「ちょっと行ってみようかな」 華蓮はこの業界に入る為に東京へ引っ越して来たがまだ来て2週間ほどだ。 散策のついでにこの欲求を満たしてくれる男性を見つけに行こう。 そうね…今日は昨日の欲求不満のせいですごく激しく求められて激しく突かれたい気分だわ。 それなら鍛え上げられた男性がいいんじゃないかしら。 ジムのトレーナーなら顔面偏差値の高い人も多いでしょう。 ジムに決まりね。 マンションから近いジムをいくつか見て、好みの男性がいた所に通いましょう。 「下着は紫のスポーツブラ、上下は…うん、これでいいわ。」 いつだって華蓮の思考回路は抱かれる前提で進められる。 そして、通うジムは実に思っていたよりすぐに見つかった。
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