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もしも、自分の分身がいたら……。なーんて考えたことはないかい?
分身に何かを任せて、自分は楽する。悪くない。僕もその考えには大賛成だ。
そこで、今日紹介したいのはこれだ。僕の発明品。その名もアバターリザベーションシステム。まぁ、名前は何でもいいけど。
使い方は至って簡単。この専用端末で自分自身を動画に撮ること。本当それだけ。
んじゃ、早速使ってみよう。
そうだな……。今回はこうしよう。今、僕の目の前にあるテーブルの上には、皿が置いてなければ、フォークもスプーンもない。
昼時までまだ時間はあるが、僕は今、皿を並べたい。でも、今テーブルの上に置いても埃を被るだけだ。
そこでこのシステムを使ってみよう。早速端末で録画を開始する。録画が始まったら僕自身が食器棚から皿を取り出し、テーブルの上に並べる。
そして録画を止める。これだけ。
さて、折角並べた皿を食器棚に戻して、昼まで待とう。
ーーーーーー
さぁ、お昼だ。ご飯を食べるために皿をテーブルに並べなきゃ! でも僕は今、調理の真っ只中で手が離せない。
でも、ご安心を。ここで早速さっきの動画を再生しよう。
再生ボタンを押すと、僕の分身が現れる。そして録画したことと全く同じ動きを行い、皿を用意してくれた。
これで、作った料理を早く食べれる。最高だね。
以上がこのシステムの概要ってところかな。
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