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娼館内の護衛たちが、仕事をきっちりしているので、何かしらの異変があれば、すぐに連絡がくるようになっている。
「しかし、うちのボスもずいぶんな熟女が好きなんだな」
「まあ、あのマダムは特別だろ。他の店じゃ、ようやく酒が飲めるようになったレディも相手にするしな。あの人の場合は、セックスも仕事の一つなんだろ」
通路を歩きながら、部下たちは好きに話す。事実、アルジェントには恋人という存在はいない。かわりに、自分のシマの女たちを定期的に抱いて、女の質を確認している。
女たちにしても、ファミリーの幹部であり花街の主であるアルジェントに指名を受けることは、ステイタスにも繋がった。
「まあ、ボスはボスで楽しんでいることだし、俺たちも命の洗濯をさせてもらおう」
部下たちは男娼をしながら、自分たちも娼婦を選ぶために受けつけへと戻っていった。
一方、扉の中へと入っていったアルジェントたちはというと……
「ベイビー。相変わらず、その恰好は男ぶりが上がるわね」
「よせやい」
コンプレートの上着をアマンダは脱がし、丁重に扱いながらクローゼットに収める。その間に、アルジェントはシャツとズボン、それから下着まで脱いでいく。脱いだものは、アマンダへと預け、予めアマンダが用意してくれていたガウンに着替える。
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