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アマンダもアルジェントと対面する形でその豊満な肉体を収める。
「ベイビー。今宵はスリーカードゲームでも、いかがかしら?」
「そりゃ、いいな」
彼らは帝国で流行っているカードゲームに興じることにした。掛け金の発生するゲームで、大人の遊びの一つである。アルジェントとアマンダは、部下たちの勘繰りとは異なり、褥を共にするわけではなく、こうして一夜カードゲームを楽しんだり、談笑をして朝まで過ごすのだ。
普段、誰に対しても気を張らなければならないアルジェントにとっては、アマンダのいる、≪白雪姫≫は数少ない息抜きができる場所だった。
彼女には、アルジェントの他人に知られたくない秘め事も知られているので、気を張る必要もないのだ。アルジェントとアマンダは、ビジネスだけではなく、母と子にも近い信頼関係を結んでいた。
カードゲームに興じながら、たまに仕事の話題を挟み込む。
「薬が、この第二区で?」
「まあな。そういう話があるらしい。あんたのとこじゃ、そういう話はないのか?」
「今のところ、この花街ではないはずだけど……少し詳しく調べておくわ」
「おう。頼まあ。ネロの野郎が調べさせるとは言ってけど、あいつじゃイマイチ頼りにならねーからな」
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