1章~いつもの日常~

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「あー、何か良いことないかな。」 そう呟きながら、俺は学校へ行く。 家から徒歩五分の位置にある高校 ここを選んだのは、のびのび寝ていられるから……と言う理由もある。 故に、ギリギリまで寝ていても遅れることはない。 今日も普通の人なら遅刻確定な時間に家を出て、学校へ向かった。 「おはよ。」 教室の中に入り、そう呟くと 「おはよー」 「おはよっ」 等と声が返ってくる。 俺は、窓側の一番後ろ……自分の席に向かう。 そのまま席に座り、教室を見渡す。 1番前の席にいるのが、このクラスのリーダー的存在 天川輝(あまかわ てる)と霧影大和(きりかげ やまと) 後、その取り巻き数人 それで、真ん中らへんにいるのが俺と同じような真ん中の生徒 可もなく不可もなく、「そんな人いたっけ?」な存在 で、1番後ろ……俺の席らへんがクラスでの下位の奴等 アニメや小説、ゲームなどが大好きな、言わばオタクと呼ばれる奴等 ………同等に見られるのは嫌なので、俺は真ん中らへんにいる友達に声をかける。
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