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「あー、何か良いことないかな。」
そう呟きながら、俺は学校へ行く。
家から徒歩五分の位置にある高校
ここを選んだのは、のびのび寝ていられるから……と言う理由もある。
故に、ギリギリまで寝ていても遅れることはない。
今日も普通の人なら遅刻確定な時間に家を出て、学校へ向かった。
「おはよ。」
教室の中に入り、そう呟くと
「おはよー」
「おはよっ」
等と声が返ってくる。
俺は、窓側の一番後ろ……自分の席に向かう。
そのまま席に座り、教室を見渡す。
1番前の席にいるのが、このクラスのリーダー的存在
天川輝(あまかわ てる)と霧影大和(きりかげ やまと)
後、その取り巻き数人
それで、真ん中らへんにいるのが俺と同じような真ん中の生徒
可もなく不可もなく、「そんな人いたっけ?」な存在
で、1番後ろ……俺の席らへんがクラスでの下位の奴等
アニメや小説、ゲームなどが大好きな、言わばオタクと呼ばれる奴等
………同等に見られるのは嫌なので、俺は真ん中らへんにいる友達に声をかける。
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