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神々は、その長き時の中に、1つの娯楽を見いだした。
それは、余所の世界の人間を、自分達の世界へと連れてくることであった。
神々にとって、それほど面白いことはなかった。
とある世界の人間はただひたすら水を流していた。
その体内にあるすべての水をだし、枯れてゆく様をみるのは面白かった。
いつの間にか砂となって消え失せていたのは興ざめであったが。
またとある世界の人間はこの世界から元の世界へと帰ろうとした。
その抗う姿は滑稽であった。
どうしたって帰れやしないのに!!!!
あぁ、哀れなよそ者よ。お前に力をやろう!!!
この私の手の平で華麗に舞い!!!そして散るがよい!!!
━━━神々は3つ、間違いを犯した。
━━━━━彼に力を与えたこと。
━━━━━彼と少女を出会わせたこと、、、。
━━━━━そして奪ってはならないものをうばったことである。
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