私と寅と、娘の利香ちゃん♪

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     『/駅に着くの、7時 or 8時      頃かな?      どうしたの?そんなに俺に      縛られたい♪      其れとも、何か企んでる(笑)/』  「あぁ、勘ぐってる…不味い…」        「ぢゃあ、あたしがパパに       言おうか....        友達からメール来て夜会う       事になったって♪」(笑) 利 香ちゃんは 云って、直ぐ様、携帯を 取り彼にメールを送りました!   『/……だからぁ~夜わァ     おねぇちゃんとォ~♪     ごゆっくりねぇ♪     此れからブーツ見にい     くから♪     ぢゃあねぇ♪( ´∀`)/~~/』 送 信完了の 確認をして、携 帯を閉じる利香ちゃん♪  「これで、オッケー♪♪ねッ♪」 と、笑みを零す利香ちゃん♪  「なんちゅう父娘....?」 と、心の中で呆れる私。                    マ                  ルイ・              ヤング館の隣に       あるワシントン靴店に入る私達。  店に入るなり、若い店員が寄って来て、あ れこれと言葉の勧誘を促して来ました。悩む 利香ちゃんに、私が絶妙のタイミングで入り、 店員の誘いを躱す言葉を発しました♪  「御免なさい、ひととおり見て 決めるから....♪」(笑) すると、店員はムッと しながらも 一礼 し、                 其                   の場                から離れて           行きました。此の若い  店員さんも、売りたいのは分かりますが、 接客のイロハが出来ていません!先ずは自由 に店内を彷徨かせ、商品を手にしたり、一度 見た所に戻って来たりとか、其のタイミング で声を掛ける。此れが接客のイロハです♪ ニコリと微笑む私♪ホッと 胸を撫で下ろす 利香ち ゃん ♪      「ね....利香ちゃんはァ先ず、     店内での場作りね♪」(笑)               「うん....」 そ して、 私達は店内を 物色し、ブーツコーナーの前で 立ち止まり、展示してある商品の幾つかを 手に取りました。商品棚の中段にある黒のス ウェードのブーツに目が行きました──私は 利香ちゃんの予算と、17歳と云う年齢を 頭に入れ、釣り合いの取れた 商品を選択 しまし た。  
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