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私は毎朝、望遠鏡のような筒を覗き込み呪いのエネルギーを使うに値する人間を探している。
形は望遠鏡にそっくりなのだが人の心までもが映し出される筒だ。(望遠鏡くらい知っている。)
歩いてる男が私は何だか気になった。
心の中を覗けば見た目とは裏腹に妄想全開の男であった。なかなかずうずうしい男である。宝くじが当たった時の妄想をしていたのだ。煩悩が爆発だ。
しかし過去読みをするとなかなかに不遇な人生を歩んできた男というのが分かった。
遊び心で助けてやろうかと思った。思ってしまったのだ。
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